令和元年11月21日、金沢ニューグランドホテルに於いて「かがや き・つなぐ」北陸・信州留学生就職促進プログラムコンソーシアム総会・シンポジウムが開催されました。
コンソーシアム総会では、北陸・信州の留学生の就職促進を目指し、多数の企業そして北陸・信州の大学に通う留学生が参加し、シンポジウムでは、「北陸企業と留学生の地元就職を巡るミスマッチ」、「留学生定着に向けた取り組み」「異文化コミュニケーションを捉える視点」といった内容の講演が行われ、当会からは、産学官連携推進委員会の菅原委員がシンポジウム講師として派遣され、「留学生採用成功のポイント」という内容で約30分講演を行いました。
講演では、「留学生が卒業後活用できる在留資格とは」、「外国人採用先進企業は何をしているか」といった内容で、在留資格の種類や業務水準、留学生が活用できる代表的な在留資格、外国人雇用の基本的なプロセス、受入準備の過程、外国人採用に成功している企業の例等について説明しました。留学生採用を検討している企業の人事担当者に求められる対応として、
- 自社で活用できる在留資格について知る
- 自社に必要な人材要件を明確化する
- 留学生が自社に入社することで得られるメリットを明確化する
という3つのポイントが大切であることを伝えさせて頂きました。
また、留学生採用に関する知識を学び、今後外国人材の採用を強化していくためには、行政書士や弁護士といった入管業務の専門家を上手く活用して頂くことがポイントと伝え、外国人採用について不明点があれば、令和1年7月5日に石川県行政書士会事務局内に開設した「石川県外国人材受入サポートセンター」に問い合わせをして頂きたい点についても伝えさせて頂きました。
講演後には企業担当者から多数の質問を頂き、北陸・信州の企業担当者が留学生採用に熱心で興味があること、正しい外国人採用知識を身に付けたいことが存分に伝わってきました。
広報・監察部としては、「石川県外国人材受入サポートセンター」と共同して、行政書士は留学生に関する入管手続きに留まらず企業の外国人採用コンサルとしても活躍していること、そして行政書士が企業の外国人採用・在留資格申請の専門家であるということのPR活動を続けていきます。
広報・監察部 副部長 吉田美緒